NHKで放送中の呑み鉄本線日本旅【春・きのくに線、紀州鉄道を呑む】
今回の呑み鉄は、春の和歌山県を旅します。
俳優の六角精児さんが乗った電車と、訪れた酒蔵、お店などについてまとめました。
うっかり見忘れてしまった方、観たけどお店の名前を忘れてしまった方など、良かったら参考にされてください。
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株式会社 世界一統
今回の旅では、駅に向かうより先に寄りたいところがあるということで、『株式会社 世界一統』を訪問しました。
こちらは和歌山県の酒造メーカで、「和歌山県が生んだ博物学の巨星」と言われた南方熊楠の実家なんだそう。
こちらが南方熊楠さんです。熊楠さんを詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
現在の六代目蔵元、南方雅博さんが、「熊楠は創業者である南方弥右衛門の息子にあたります」と説明されていました。
六角さんは、こちらの酒蔵さんでまずは超辛口の純米酒をいただきました。
日本酒度はおどろきのプラス20度だそうです。日本酒の評価基準で、プラスだと辛口、マイナスだと甘口になるんだそう。
試飲した六角さん。「辛みというか、キレというか、すっきりの中に味わいがしっかりあって、そのあとにスパッと辛口の切れ味がいいですね」と評価されていました。
続いて、日本酒に蜜柑の果汁を入れた和歌山ならではのお酒も試飲。
明治時代の創業時、この蜜柑果汁入りのお酒で、世界一統さんは名を成したのだそう。
六角さんは口に含んですぐに、「蜜柑の味わいが深いですね」「甘さが前面に出ていない」と感想を述べていました。コンビニで売ってあるような、果汁たっぷりのあま~いカクテルではないということなのでしょうか。
住所 | 和歌山県和歌山市湊紺屋町1−10 |
電話番号 | 073-433-1441 |
世界一統公式HP | 世界一統オンラインショップ |
きのくに線オーシャンアロー
今回は和歌山市駅から二駅先の和歌山駅へ向かい、そこで電車を乗り換えて「オーシャンアロー」に乗って、藤波駅へ向かいます。オーシャンアローは、283系電車(特急くろしお)で、JR西日本で18両のみしか製造されていません。
六角さんは、オーシャンアローがホームに入ってきた瞬間、「オーシャンアローだ」と気が付きました。やっぱり、六角さんは鉄オタですね。
下の写真は、オーシャンアロー運行20周年のときの写真です。
この路線はJR紀勢本線ですが、「きのくに線」という愛称で親しまれています。
紀伊半島の海外線を走る路線なので、車窓からの眺めはさぞかし絶景でしょうね。
オーシャンアローには展望席があり、六角さんは、海岸線だけでなく蜜柑の棚田や工場群などの眺めも楽しんでいました。
有田川町鉄道公園(金屋口駅)
藤波駅で電車を降りた六角さんは、タクシーに乗って、かつて鉄道の終着駅があった場所へ。
タクシーの運転手さんが、六角さんに気づいて、「六角さん!」と驚く姿が面白かったですね。
六角さんが訪れたのは、かつて有田鉄道という私鉄が走っていた終点「金屋口駅」
現在は、有田川鉄道公園として、当時のままの姿の駅や車両を保存しています。しかも、今でも昔の車両に乗ることができます。(土日祝日)
乗車した六角さん、目を輝かせて「来てよかった!」と喜んでいました。
有田鉄道(1915年~2002年)は大正時代に作られた鉄道で、沿線のみかん畑で収穫された蜜柑や材木を、湯浅の港まで運ぶために作られたのだそう。日本全国で廃線になった鉄道が存在しますが、当時は人の役に立っていたのでしょうね。
有田川町鉄道公園
住所 | 有田川町徳田124-1 |
電話番号 | 0737-52-8710 |
営業時間 | 午前10時~午後5時 |
定休日 | 毎週水曜日・木曜日(ただし、祝日の場合は営業)年末年始 |
詳しくは有田川町の公式HPでご確認ください。
中華そば まるよし
和歌山県のそば屋さんではテーブルに置いてあるという、『紀州名物 ささ寿し』
サバの早なれ寿しだそうで、和歌山県ではラーメンのお供として欠かせない食べ物なんだそうです。すでにテーブルに置いてあって、客が食べたら申告するシステムだとお店の方が説明されていました。
すでに置いてあるってことは、結構な確率でお客さんは頼まれるのかもしれません。
ラーメン屋で置いてあるといえば、ゆでたまごくらいかなと思っていましたが、地域が変わればいろんな当たり前があるものですね。
ささ寿しを食べた六角さん「うん、おいしい」
さて、中華そば まるよしさんの和歌山ラーメンはと言いますと、豚骨を丸二日に込んだスープに醤油たれを合わせたまろやかな味わいが売りなんだそう。
六角さんいわく、「あっさりで濃い目の味」だそう。うまいうまいと麺をすすっていました。
住所 | 和歌山県御坊市市薗546 |
電話番号 | 0738-23-5568 |
営業時間 | 11:00~14:00 17:00~21:30(水曜は21時迄) |
定休日 | 木曜日 |
中華そば まるよしさんの食べログはこちら
ちなみに電話予約はできません。お客さんで混んでるときは気長に待ちましょう。
高田農園
梅酒も作っている梅農家さんです。
現在の当主の高田智史さんの、祖父にあたる高田貞楠さんが、梅を見つけて「南高梅」と命名し、地域の産物に育てあげたのだそう。
南高梅は粒が大きく実が柔らかいのが特徴で、高田農園さんには樹齢128年の母樹が植えられています。
六角さんは、有機栽培の南高梅とブランデーで作った10年物の梅酒を試飲しました。
まずは香りを楽しんだ六角さん。
「香りはブランデーですね。後から梅酒が来ます」
口に含むと「これは深みがありますね~梅酒と軽く呼んではいけないような…」ととても感動していました。
住所 | 和歌山県日高郡みなべ町晩稲849 |
電話番号 | 0739-74-2113 FAX:0739-74-3366 |
お問い合わせ | 0120-989-210 |
高田農園公式HPはこちら
割烹 千成
和歌山県の海の幸を味わえる割烹料理店です。
決まったメニューはなく、その日仕入れた魚を一番おいしく出してくれるお店です。
六角さんは、お目当ての「もちがつお」を食べることができてご満悦でした。
もちがつおとは、初鰹の中でも、獲れて数時間以内の鰹のことで、大変貴重で美味なんだそう。
六角さんいわく、「鰹の概念が変わる」
ぜひ、一度は食べてみたいものです。
住所 | 和歌山県田辺市湊14-23 |
電話番号 | 0739-24-5250 |
営業時間 | 17:00~23:00 |
定休日 | 日曜 |
割烹千成公式HPはこちら
道の駅くしもと 橋杭岩
六角さんは、国の天然記念物である橋杭岩(はしぐいいわ)で、近くの道の駅で買ったとこぶしを頂きました。
串本から大島に向かい、約850mの列を成して大小40余りの岩柱がそそり立つ。海の浸食により岩の硬い部分だけが残り、あたかも橋の杭だけが立っているように見える奇岩。
良い天気の昼間に呑むビールと、浜ゆでとこぶし。カバンの中から出した魚肉ソーセージを頬張りながら、六角さんは「なんか、東京に戻るの嫌になってきちゃったなあ」と呟いていました。
道の駅くしもと橋杭岩 | |
住所 | 和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川1549-8 |
電話番号 | 0735-62-5755 |
営業時間 | 9:00 – 18:00 (4月 – 9月) / 9:00 – 17:00 (10月 – 3月) |
定休日 | 年中無休 |
道の駅ホームページ(全国の駅を紹介するサイト)はこちら
※ トイレは24時間ご利用できます。
那智の滝
六角さんが、那智駅から路線バスに乗って向かったのは、世界遺産の那智の滝です。六角さんいわく、「日本で一番高低差のある滝」だそうです。
所在地 | 東牟婁郡那智勝浦町那智山 |
電話番号 | 0735-55-0321(熊野那智大社) |
アクセス方法 | JRきのくに線紀伊勝浦駅下車 バス30分「那智の滝前」徒歩5分 |
那智の滝公式ホームページはこちら
尾崎酒造株式会社
六角さんが最後に訪れた酒蔵さんです。紀南地方で唯一の酒蔵だそうで、隣の酒蔵まで車で2時間以上かかるそうです。
六角さんは、那智の滝のお水を使った純米酒を試飲されていました。
「やわらかいというか、繊細なお酒になってますね」と感想を言っていました。
大吟醸ではなく、純米酒をすすめてくるところが、自分たちの酒蔵が作るお酒のすべてに自信があるのだろうと思います。
住所 | 和歌山県新宮市船町3-2-3 |
電話番号 | 0735-22-2105 |
URL | 尾崎酒造株式会社 |
まとめ
呑み鉄本線日本旅【春・きのくに線、紀州鉄道を呑む】は、春の和歌山県を巡る旅でした。
今回の旅は、いつもの呑み鉄に加えて観光も楽しんだ旅でした。
もしも、うっかり観忘れた方や、観たけど、あの店の名前や場所を知りたい!という方は、参考にしてもらえると嬉しいです。
今回の旅は、2023年3月14日と15日でしたが、乗客や観光客、そして六角さんもマスクを外している姿が多く見られました。今年の夏ごろは、マスクをしている人のほうが珍しくなるのかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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