中華料理は、和食や洋食とも違う独特なマナーが存在します。
こちらの記事では
①中華料理の円卓を回す方向
②席順
③ターンテーブルに置いて良いもの、いけないもの
④取り分けするか、しないか?についてまとめました。
一般の方の意見も参考に、中華料理のマナーを解説します。
中華料理の円卓は時計回りに回す
中華料理店でよく見かける丸いテーブル(円卓)の上には、回し台(ターンテーブル)がのせられています。
この回し台は、時計回りに回すのが常識です。
そして、上座(主賓または目上の人)から順番に料理を取っていきます。
円卓の席順
中華料理に限らず、洋食でも和食でも、出入り口から一番遠い席が上座となります。
上座に、主賓や目上の人を案内しましょう。
主賓の次の人は、主賓から見て右側の席に案内します。その次は左側…と主賓から見てジグザグに案内しましょう。
下のイラストを参考にされてください。
①が主賓の席ですね。
回る部分に置いて良いもの・置いてはいけないもの
〇取り分ける前の料理
〇調味料
〇未使用の取り皿
〇自分の取り皿によそったもの
〇ビール瓶
〇グラス
〇食べ終わったお皿
〇自分のおしぼり
ターンテーブルの上に置いて良いものはわかりましたが、置き方も大切です。
料理は取り分けないのがマナーだけど現実は?
中華料理では、料理は各自で取ります。居酒屋さんのように誰かがみんなの分を取り分けるようなことはしません。
自分が食べたい料理を食べられる量だけ取るのが、本来の中華料理のマナーです。
そのために回し台があるのです。
しかし、みんなが中華料理のマナーを知っているわけではありません。
大皿料理は取り分けるものだと思っていて、取り分けない=気が利かないと思われてしまう可能性があります。
一般の方の意見を参考にしてみましょう。
中華の回転テーブル席で料理取り分けする女、大嫌い
それを黙って取り分けさせる偉そげな上司もウザイいい中華料理食べにくんな!
街角中華行っとけ!— +81みい@ヤーナーはナビィ (@TJ_user2016) April 7, 2019
当然、大皿料理は取り分けるものだと思っている上司からのプレッシャーを感じて取り分けてしまうのかもしれません。
義弟くんの親族顔合わせの舞台が中華料理屋と聞いて大皿取り分けを想像し戦慄する兄嫁(後に個別盛りらしいとわかり胸をなでおろす
— ギュウ肉 (@shiffonhitsuji) May 15, 2017
大皿取り分けは本当に大変です。女性、嫁、新人。この3つのどれかに当てはまると取り分けないといけない暗黙のルールがあります。
中華料理は料理を取り分けたりするのマナー違反ですよって返信しようかと思ったけどつぶやくだけにしとこ
— しゃー (@rtshaaaa) February 7, 2014
中華料理のマナーを知っている人は、知らない人に言ってやりたくなりますね。そういう人に限って「ここは日本です」とか言い返してきます。
形骸的な私気がつきますアピールは嫌いだ。料理を取り分けたり酒を継ぎ足してきたりする奴。料理は取り分けるなとマナーブックにも書いてあるから読んで出直して来い。中華料理の円卓なんか何のために回ると思ってんだ。
— 原裕一郎 (Hara Yuhichiro) (@yuhichiro) April 24, 2012
かなり怒ってますね。
このように、中華料理のマナーを知らない、大皿取り分け習慣が当たり前だと思っている方がとても多いことがわかります。その食事会の内容や雰囲気によって、本来は取り分けないことがマナーの中華料理ですが、柔軟に対応した方が無難です。
まとめ
●中華料理の円卓は時計回りに回す。
●席順は出入り口に一番遠いところを上座として、主賓、目上の人からジグザグに座る。(イラストで確認)
●ターンテーブルに置いて良いもの、置いてはいけないもの一覧。
●中華料理のマナーでは、料理の取り分けはしない。主賓から順番に取っていく。ただし、このマナーを知らない人も多いため、その場の雰囲気などを見て柔軟に対応する。
中華料理には、西洋料理や和食に比べて小難しいマナーはありません。最低限のマナーを知って、楽しんでくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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